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◆HARIBAN AWARD 公式カタログ 2018◆
限定150部
便利堂が主催するハリバンアワードは、160年の歴史をもつアナログ写真印刷技術と、現代写真のアート性を繋ぐ取り組みです。「玻璃(はり)」とは古い日本語でガラスを意味し、版にガラス板を用いることから玻璃版と呼ばれていました。 その名前に由来するこのアワードは、プロ、アマチュアを問わず白黒写真を用いて制作をする全ての写真家・作家に開かれています。写真の分野で世界的に活動する審査員による厳選な審査の後、受賞者が選出されます。最優秀賞を受賞した作家は、京都のコロタイプ工房に招聘され、熟練の職人と共に受賞作品のコロタイププリントを制作します。
5度目の開催を迎えた2018年は、371名を超える応募がありました。最優秀賞に選ばれたエスター・タイヒマン(Esther Teichmann)の作品はミステリアスにも感じられ、私たちを神話的な世界へと導いてくれます。
日本では初の開催となったタイヒマンの個展は、国の名勝にも指定されている無鄰菴をお借りして開催されました。美しい庭園空間に響く鳥のさえずりや小川のせせらぎを背景に、母屋や茶室に配された作品は、ふと別の次元に旅するような感覚を鑑賞者に与える相乗効果を生み出すこととなりました。
この公式カタログには最優秀賞の他にも、審査員特別賞、便利堂賞、奨励賞を受賞した入賞作品が収められております。本文はすべてコロタイプで印刷され、手製本で和綴じにて仕上げられています。
HARIBAN AWARDについてはこちらから
一般的な印刷方法であるオフセット印刷では色や濃淡を小さな網点の密度で表現しますが、コロタイプでは連続階調で表現するため、写真のようにより本物に近い緻密なディテールで表現することができます。
さらに詳しくは[コロタイプ通信]をご覧ください。
出版 | 2019年 |
サイズ | 21.0×13.0cm |
アーティスト | エスター・タイヒマン他12名 |
エディション | 150部 |
用紙 | 手漉き和紙(雁皮・三椏) |
印刷方法 | 玻璃版(コロタイプ単色刷) |
装幀 | 和綴(わとじ) |
ページ数 | 64 |
解説 | デビッド・キャンパニー(David Campany) レスリー・マーティン(Lesley.A.Martin) ショエア・マヴリアン(Shoair Mavlian) 佐藤正子(Masako Sato) |
サイン | 版元による記番 |
Esther Teichmann エスター・タイヒマン
エスター・タイヒマンは執筆とキュレーションも行うアーティストです。タイヒマンはロイヤル・カレッジ・オブ・アートにおいて、芸術の修士号(2005)と博士号(2012)を取得し、現在は同校の批評と歴史研究学科のコーディネーター兼研究修士課程の責任者でもあります。2013年にはサンフランシスコのカルフォルニア・カレッジ・オブ・アーツの客員教授を務め、2009年から2018年までロンドン芸術大学の写真学科の上級講師も務めています。
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