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8,250円(税込)
◆縮小屏風〈国宝 松林図〉◆
長谷川等伯 安土桃山時代 東京国立博物館蔵
本図は等伯が牧谿(南宋の画人)の画風にならい描いたもので、毛筆のほかに藁筆なども用い、煙雨に霞む松林の景観を大画面に水墨一色で描き表しています。その簡潔な構図や鋭い筆致、巧みな墨色の変化などの新鮮な表現は、桃山時代の新感覚を示すものです。等伯の代表作で、近世水墨画の最高傑作です。自らの理想は「静かなる絵」とした等伯の「松林図屏風」は、観るものを禅の境地へいざないます。それ故に本作品は海外での人気が高く、海外への贈り物や手土産にも非常に人気の高い商品です。
一般的な印刷方法であるオフセット印刷では色や濃淡を小さな網点の密度で表現しますが、コロタイプでは連続階調で表現するため、写真のようにより本物に近い緻密なディテールで表現することができます。
さらに詳しくは[コロタイプ通信]をご覧ください。
サイズ | 各22.0×47.5cm |
仕様 | 6曲1双 屏風仕立 和英解説書入 化粧箱納 |
印刷方法 | 玻璃版(コロタイプ単色刷) |
長谷川等伯(はせがわ とうはく)
天文8~慶長15年(1539~1610)、能登七尾(石川県)生まれ。長谷川派の祖。はじめは仏画を中心に制作をしていました。のちに京都へ出て雪舟へと傾倒し、宋元画、牧谿様式を学び、水墨画を中心に独自の画境を開きます。代表作は《国宝 松林図》《重文 猿猴捉月図》など。