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8,250円(税込)
◆縮小屏風〈雲中富士図屏風〉◆
横山大観 大正2年(1913)頃 東京国立博物館蔵
濃厚な金地に大きく広がる白色の雲海のなかに、鮮烈な群青色で富士の山頂のみを俯瞰的にあらわした簡潔な構成のこの作品は、横山大観が描いた富士のなかでも特に装飾的な性格の強い作品です。夏の富士を描き、明るくおおらかな雰囲気を持つ表現には、屏風絵をはじめとする大観の作品の特徴である豊かな色彩感覚と雄大な構図法がよく発揮されています。
サイズ | 各22.0×48.5cm |
仕様 | 6曲1双 屏風仕立 和英解説書入 化粧箱納 |
印刷方法 | オフセットカラー |
横山大観(よこやま たいかん)
明治元年~昭和33年(1868~1958)、茨城県水戸生まれ。岡倉天心に学び、「朦朧体」など新しい技法を生み出すなど日本画の革新に努め、日本美術院の中心人物として活動します。大和絵や琳派など古典の表現を大胆に生かす「想の芸術」を追求しました。代表作は《重要文化財 生々流転図》《重要文化財 瀟湘八景図》など。