◆縮小絵巻物〈国宝 伴大納言絵詞 第一巻〉◆
平安時代 出光美術館蔵
「源氏物語絵巻」「鳥獣人物戯画」「信貴山縁起絵巻」と並び日本の四大絵巻物の一つと称される絵巻物「伴大納言絵詞」全三巻。大胆な彩色や人物描写もそのまま、カラー刷の縮小絵巻物に仕立てました。平安時代末期、後白河法皇が300年程前に実際に起こった「応天門の変」を題材に、常盤光長に描かせた絵巻物と伝えられています。
第一巻
今は昔、水尾の帝(清和天皇)の御世に応天門が放火で焼けるという事件がありました。時の大納言、伴善男(伴大納言)の訴えにより、罪を着せられた左大臣・源信。絵巻には、黒煙をあげて燃え上がる応天門が大胆に描かれています。火災現場に向かう役人たち、燃え上がる応天門とそれを眺める群集が、切れ目のない画面に描かれます。
サイズ |
紙幅11.5×長さ310.0cm |
仕様 |
裂表紙巻子仕立 日本語解説書、詞書釈文入 桐目模様化粧箱納 |
印刷方法 |
オフセット6色 |
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