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11,000円(税込)
◆縮小屏風〈松島図〉◆
俵屋宗達 江戸時代・17世紀 フリーア美術館蔵
俵屋宗達の優れた画業を語る上で欠かす事の出来ない重要な作品の一つが、米・ワシントンD.C.のフリーア美術館に収蔵されている《松島図》です。大阪・堺の祥雲寺に伝来したといわれる本作は、明治39(1906)年にアメリカの鉄道王チャールズ・ラング・フリーアが購入し、フリーアの遺言により門外不出となったため、日本国内で公開されたことのない俵屋宗達の傑作中の傑作です。
豪快きわまる着想、余計なモチーフを排除し極限までデザイン化された明解な構図、大胆に図案化された波紋や老松、明るい色彩、躍動する筆線が互いに呼応して陽光に輝く壮大な海原の景色を斬新な意匠に結実させています。
特に、酸化した銀で縁取られた浮雲や左隻の砂州から右隻の雲霞への変化など独創的な造形表現が印象的です。
| サイズ | 各21.0×46.5cm |
| 仕様 | 六曲一双 屏風仕立 解説書入 化粧箱納 |
| 印刷方法 | オフセットカラー |
俵屋宗達(たわらや そうたつ)
生没年不詳。桃山から江戸初期にかけて活躍した絵師で、京都の作画工房の絵屋「俵屋」の主宰者です。大和絵の伝統に根ざしながらも、既成流派の形式にとらわれない斬新な造形、大胆な構図と鮮麗な色彩を特徴とします。のちに「琳派」と名付けられる本阿弥光悦と宗達が創始したこの装飾美は、後続の作家たちの私淑によって連綿と継承されていきます。代表作は《国宝 風神雷神図》《国宝 蓮池水禽図》など。