アートのある暮らし ミニポートフォリオ

美術館で見るような作品を家にも飾りたい…
そんな願望を叶えてくれる〈ミニポートフォリオ〉シリーズ。
飾っておくだけでお部屋をこなれた印象に変えてくれる、ミニポートフォリオのご紹介です。

 

ミニポートフォリオの魅力

 

おうちで美術館気分

ミュージアムショップでついつい「お土産に」と買ってしまうポストカードよりも大きく、職人が一枚ずつ手刷りで1色づつ何度も何度も刷り重ねた分の厚みがあるため、市販の額を用意して額装を行うと、ひときわ存在感を放ちます。

アートに興味はあっても、高価な絵画や写真作品は敷居が高くてとっつきにくい…という方にもおすすめです。


 

繊細さ、豊かさ、なめらかさ をお手元で

コロタイプは、顔料を使うことによる強い耐久性が特徴で、国宝などの文化財の複製制作に活用されています。すべての色を別々に刷ることで実現する優れた再現性や、連続諧調による非常になめらかで深みのある濃淡表現や質感をお手元でお楽しみいただけます。


 

気分に合わせて模様替え

各ポートフォリオの中には、1点あたり5〜8枚の丹精に刷られた作品が収録されているので、気軽に作品を入れ替えて楽しむことができます。
服を選ぶように、気分や季節に合わせてお部屋のプチ模様替えを行っても良いですし、収録作品の一部は友人へ、残りは自分用にと、友人とお揃いの贈物にしても素敵ですね。


 

〈ミニポートフォリオ〉シリーズラインナップ

 

Fan Ho 《Selected Works》

1950〜1960年代の香港の街並みとそこに生きる人々の日々の姿を撮影した作品6点を収録。
独特な光と影の使い方を用いた、懐かしい気持ちにさせられるイメージは、どこか哀愁が漂う独特の質感を帯びています。

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ソール・ライター 《Selected Works》

天性の色彩感覚によって「カラー写真のパイオニア」と称されたソール・ライターの作品を6点収録。
シャープでスタイリッシュ、都会的なインテリアがお好みの方におすすめのコレクションです。

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ロベール・ドアノー 《Selected Works》

パリの街角にあふれるシャンソンやジャズなど様々な音楽シーンを題材に撮影された作品6点を収録。
ありふれた日常から愛すべき瞬間を切り取ったイメージは、思わずクスッとした笑いを誘い、夢を見させ、希望を抱かせてくれます。

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牛腸茂雄《Selected Works》

子供のスナップショットで有名な写真家・牛腸茂雄の作品6点を収録。
なにげない昭和の「日々」を生きる子供たちの写真は、見る人惹きつけ、不思議と愛おしささえ感じさせます。

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川内倫子 《Early Works 1997》

1988年の個展での発表後、これまで一度も作品集に含まれず、展示もされてこなかった作品6点を収録。
柔らかく透明感のある質感で、誰もがよく見る光景の中に存在する瞬間の静寂や安らぎを感じさせてくれます。
木やファブリック製の家具など、ナチュラルでシンプルな北欧インテリアが好きな方におすすめのコレクションです。

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堀内誠一 《音楽の肖像》

グラフィックデザイナー、絵本作家である堀内誠一の著書『音楽の肖像』から作品6点を収録。
まるで水彩画のような透明感と色彩を帯びたプリントは、お客様を出迎える玄関はもちろん、豊かな感性や情緒を育むきっかけとして子供部屋のインテリアとしてもおすすめです。

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山本昌男 《鳥》

鳥に焦点を当てた作品6点を収録。
山本昌男独特の古写真のような色合いと質感がコロタイプで再現されています。
鳥がお好きな方、古いフィルムの質感がお好きな方や少し滲んだ描写がお好きな方におすすめです。

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植田正治 《砂丘》

モダニスト写真家である植田正治が故郷鳥取の砂丘にて妻と4人の子供たちを主題にして写した作品6点を収録。
山陰の空や砂丘などを背景に、被写体(ときに家族)をまるでオブジェのように配置した演出写真は、「植田調(ueda-cho)」と言われ、いまでも世界中で高い評価を得ています。

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植田正治 《遙かなる日記》

モダニスト写真家である植田正治の撮影したモノクロ作品6点を収録。
深いシャドウからハイライトにかけての滑らかな階調、不思議な暖かみ、顔料を使うため可能となる自在な色表現など、コロタイプしか持ちえない独特な美しさで表現されたプリントで、ぜひ植田正治の写真世界をお楽しみください。

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須田一政 《anonymous Men and Women:Tokyo 1976-78》

須田一政のスナップ写真のうち、1976〜1978年にかけて撮影された《無名の男女》シリーズより8点を収録。
写真集の印刷では表現出来ない濃厚でドスの効いた「黒」が美しく、しっかり黒の中に絵があるのが分かります。

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森村泰昌 《卓上のバルコネグロ》より、〈1984〉

森村泰昌氏が《肖像(ゴッホ)》(1985)でデビューする以前の1984年に、アトリエのテーブルの上で、さまざまなオブジェを構成して制作したモノクローム写真シリーズから作品5点を収録。
シリーズ・タイトルの「バルコ・ネグロ」とは、ポルトガル語で「黒い舟」という意味で、アマリア・ロドリゲスが歌って世界的に有名になった民謡、ファドの名曲です。
この曲は作家にとって当時の思い出の曲であり、作品制作の背景にはこの哀愁をふくんだ旋律が流れています。

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安井仲治 《安井仲治写真作品集》より

写真家・安井仲治の死後まもなく昭和17年に、コロタイププリントによる限定50部で刊行された作品集『安井仲治写真作品集』の中から作品6点を収録。
「君の寫壇に印せる足跡は二十有餘年に及び、常に其の前衛となり、變轉極りなき作畫の流れに棹さして誤たず」(作品集序文より)と評された彼の傑作をご覧ください。

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モノづくりの裏側を知る

京都便利堂ものづくりインタビュー

手ごろな商品を通じて美術をより身近に親しんでいただきたい――。企画・デザインから制作まで、妥協のない姿勢で商品づくりに取り組んでいる便利堂のものづくりの裏側を、作り手の声でご紹介しています。

 

便利堂ものづくりインタビュー 第6回

第6回では、女性初のプリンターであり、ミニポートフォリオシリーズの1点であるロベール・ドアノー 《Selected Works》のプリントを担当された白水絵耶子さんに、職人の世界に飛び込み、どんな経験をされているのか伺ってきました。

第6回 インタビュー はこちら

 

便利堂ものづくりインタビュー 第11回

第11回では、ミニポートフォリオシリーズの1点である川内倫子 《Early Works 1997》のプリントを担当された尾崎正樹さんに、便利堂が1世紀以上にわたり継承しているプリント技術「コロタイプ」職人のこだわりの取り組みについてお話を伺ってきました。

第11回 インタビュー はこちら

 

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