◆縮小屏風〈重文 奥の細道図屏風〉与謝蕪村◆
与謝蕪村 安永8年(1779) 山形美術館蔵
この六曲屏風には、「月日は百代の過客にして」で始まる松尾芭蕉の『奥の細道』の全文が墨書され、「千住の旅立ち」「那須の小姫」「須賀川の栗の庵」「佐藤嗣信・忠信の妻女」「塩釜の琵琶法師」「山刀伐峠越え」「鶴岡の長山重行宅」「市振の宿」「大垣の近藤如行宅」の9場面の画が、巧みに配されています。芭蕉の紀行の情景が、蕪村自らが「俳諧ものの草画」と呼んだ軽妙な筆致で巧みに表現されています。
安永8年(1779年)、蕪村の64歳の作。
サイズ |
38.0×95.2cm |
仕様 |
6曲1隻
屏風仕立
化粧箱納 |
印刷方法 |
オフセット |