付与ポイント 59pt
5,940円(税込)
◆縮小絵巻物〈四季花鳥図巻 下巻(秋・冬)〉◆
酒井抱一 江戸時代 文化15年(1818) 東京国立博物館蔵
江戸琳派の祖、酒井抱一が描いた絵巻です。その名の通り四季の花鳥を描いた絵巻は、とりどりの色彩と生き物に溢れて、見ていて楽しくなります。
この絵巻は、抱一58歳の頃、貴人の慶事のために描かれました。「四季花鳥図巻」には計60種もの植物や鳥が登場しますが、中でも蜂やカマキリなどの虫が描かれているのが特徴的で、四条派や清の花鳥画などの影響がうかがえます。
下巻は「あきふゆのはなとり」。銀色の満月と優美な曲線の枝を重ねる萩からはじまり、雪積もる白梅の枝と水仙に終わります。
サイズ | 本紙 紙幅11.5×長さ249.8cm |
仕様 | 裂表紙巻子仕立 和英解説書入 化粧箱納 |
印刷方法 | オフセットカラー |
酒井抱一(さかい ほういつ)
宝暦11~文政11年(1761~1828)、姫路藩主・酒井家の次男として江戸に生まれる。画・俳諧・和歌など諸芸をたしなむ。狩野画を始め写生画・浮世絵・土佐派・円山派などの多くの画風を学ぶが、尾形光琳に深く傾倒し、江戸琳派の祖となる。繊細優美で叙情性豊かな作品を残した。代表作は『重文 夏秋草図屏風』『四季花鳥図巻』。